あなたが役者(俳優、女優)になるための第一歩

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どうやったら役者(俳優、女優)として売れるのか?職業としてやっていけるのか?せっかく皆さんが描いた夢に少しでも近づけるよう俳優:田邉淳一 が自身の経験をもとにその方法を書いていきます。

自分の職業は 役者(俳優、女優)であると信じられること

まず大前提として、あなたが俳優として生きていくためには最低限持たなければいけない考えがあります。

それは朝起きてから夜寝るまで【自分の職業は 役者(俳優、女優)である】と信じられることです。

誰でも皆さんは、学生なら自分は学生だ、主婦なら主婦、父親なら父親、サラリーマンならサラリーマン、カフェ店員ならカフェ店員など、朝起きた時から自分を無意識に「自分が何者か?」ということを認識しています。

だから、自然にそういう振る舞いや行動、意識を持って毎日生活しています。つまり、疑いようがなく自分が何者か?ということを信じられているんです。そしてそれが無意識にあなたの「占有業」となっているのです。

俳優になりたかったら、まずは自分を俳優だと毎日認めるところから始めなければなりません。

役者(俳優、女優)としての行動を日常生活の中に組み込む

自分を俳優だと毎日信じられる為には、日常生活の中に「役者としての行動」を組み込まなければなりません。

毎日バイトをして過ごし、夜は友人と飲みに行って、帰ってきて寝る。そして、たまにオーディションやワークショップに通う。いつか訪れるチャンスを待って!そんな生活をしていたら、あなたにはチャンスも訪れませんし、いつまで経っても俳優にはなれません。

俳優になりたかったら、毎日役者としての行動をしてください。

役者(俳優、女優)としての 具体的な行動5つ

1・演技レッスンをする

言うまでもありませんが、レッスンは毎日してもやりすぎることはありません。どんな仕事でもそれを本職としている人は週5回働いています。役者(俳優、女優)は演技することが仕事です。時間が許される限り演技しましょう。

2・役者(俳優、女優)として必要な習い事に通う※ダンス、殺陣、乗馬、ボイストレーニング、ジムなど

役者はあなた自体が商品です。では、あなたを選んで頂くためには購入者(芸能事務所や製作会社、クライアント等)から使いたいと思われる魅力的な商品でいなければなりません。常に自分という商品を磨いてください。また、これらのスキルはあなたにとって本当に特技ですか?「私の特技は〇〇です。」と自信を持って言えるくらいまでスキルを磨き上げてください。

3・本(戯曲)を読む

これは役者(俳優、女優)になるためにとても大事な作業です。私が開くワークショップ参加者でも、有名な本(戯曲)を知らない役者希望の方が本当に多い。本なら何でもいいわけではありませんが、とにかく良い本(戯曲)を読んでください。そして、何が良いのか?どう感じたのか?なぜそういう本が書かれたのか?といった時代背景など含め自分なりの意見を持ってください。

4・良い映画や舞台を鑑賞する

これも役者(俳優、女優)になるために、本を読むのと同じくらい大事です。そして、一般の人と同じようにお客様として見るのでは意味がありません。役者目線で映画や舞台を見て、必ず自分なりの意見を人に説明できるくらい具体的に持ってください。特に「本を読む」「良い映画、舞台を見る」ということをした後の、「自分の意見を具体的に持つ」ということが一番大事です。

5・オーディションを探す、受ける、監督や尊敬できる俳優に会う

オーディションは、客観的にみてあなたが役者(俳優、女優)として魅力的かどうか?をジャッジされる場です。合格するだけでなく、酷評されたり、オーディションに落ちたりすることもあなたにとってはいい勉強になります。また、オーディションは探すものです。待っている人の元に、良いオーディションは来ません。そして、どんどん人に出会いに行ってください。それらの行動が、必ず役者としての世界を広げてくれます。

以上のことをどれか一つでもいいので毎日必ず行う必要があります。そんな時間や余裕が無いといっている様では到底、役者で食べていくようになるということは難しいでしょう。時間は作るもの、そして「役者業を仕事にする」ということは、1日の活動の中心が「俳優業の活動になっている」ということです。

逆を言えば、1日の活動の中心が「俳優業の活動」になれば、あなたは役者(俳優、女優)になれる可能性が高いということです。役者を職業にしている人は、1日の活動の中心が「俳優業の活動である」ということは間違いない事実ですから。

まとめ

今あなたが役者(俳優、女優)を職業として生活できていないのは、あなたの心と身体が自分を俳優だと認めていないこと、そして生活が俳優活動中心ではないということです。もちろんバイトや日々の生活で時間を作るのはたやすいことではありません。しかし、本当に 役者(俳優、女優)になりたいのであれば、普通の人の生活⇒俳優の生活へシフトチェンジしていく必要があります。少しずつで構いませんから、あなたの生活の中に「私は俳優だ」という意識を増やしていきましょう!

私の体験談が少しでも、皆さまのお力になれれば幸いです。 ご不明点や質問がある方いらっしゃいましたら、お気軽に質問承っております。最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

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