あなたが役者(俳優、女優)になるために【常に持たなければいけない考え】と【捨てなければいけない考え】1

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前回のブログでもお話いたしましたが、役者を本業にするためには常に役者に関わっている生活を送らなければなりません。

それと同時に、あなたのマインド(考え方)も役者の考え方に変わらなければなりません。

今回は、あなたが役者(俳優、女優)になるために 【常に持たなければいけない考え】をご紹介します。

役者(俳優、女優)になるために【常に持たなければいけない考え】

普段あなたが「目標を日々どう捉えて考えているか」によって、あなたの生活や、仕事、さらには進む道、人生が大きく変わってきます。

例えば、高校受験や大学受験に取り組むとき、あなたは合格するためにはどう勉強したらいいだろうか?

自分の弱い教科は?時間はどのくらい残っているか?睡眠時間は取り過ぎていないか?

自分は今何番目くらいの順位なのか?など、受験という決戦の時に向かって達成する方法を日々考えているはずです。

仕事についても同じことが言えます。大きい目標を持つ人は具体的な行動や期限を掲げて、それを達成するために毎日考えて行動しています。

「役者になる、役者で食べていく」ということは大きい目標です。

ではその目標達成のために、あなたは毎日考えていますか?何を考えていますか?

ここでは「最低限持っていなければいけない考え」を紹介いたします。

あなたの夢や、考えは具体的か?

私は芸能事務所や養成所、自分の運営しているクラスも必ず初めて会う人に聞くことがあります。

それは、「あなたはどういう役者になってどこで何をしたいのでしょうか?」

大半の方の答えは、映画に出演していたい。テレビドラマに出ていたい程度です。

また、「その為にはどういう行動をとってどうなればその目標にたどり着けるのでしょう?」と聞くとほとんどの方が「芝居の訓練をする、オーディションやワークショップに通ってチャンスをつかむ。」といった答えです。

この様な抽象的な考えではなかなか目標へはたどり着けません。

では、どうすればいいのか?例えば映画に出たいのであれば、「誰の作品に出たいのか?」、「そこに行くためには、どうすればいいのか?」、「何が足りないのか?」を具体的に細かく分析して目標を立て行動を開始します。

常に勉強をしなくてはいけない

とにかく役者になるための勉強を続けてください。ただ机にかじりついてすることだけが勉強ではありません。

本を読む、映画・芝居を見る等以外にも、配給や製作会社はどこか?なぜそその会社なのか?オーディションはあったのか?そのキャストを使った理由は?スタッフは?役者業にかかわることすべてを知ってください。

情報はどんどん新しくなります。本来人間は「死ぬまで勉強」です。

無駄な時間を浪費してはいけない

まだ役者として芽が出ていない人はもちろん、運良く早々と役者になる流れに乗れた人でもは、日々限られた時間の中で、役者として訓練を続けなければなりません。

毎日8時間以上バイトに費やしたり、飲み会や旅行に行ったり、ゲームをして休日を過ごしたりといった無駄な時間は残されていないと自覚すべきです。

「自分は俳優(女優)です」と自信をもって言える気持ち

あなたは、人に職業は何をしているんですか?と聞かれたとき胸を張って「私は俳優(女優)です!」と答えられますか?そこに答えがあります。

胸を張って言えないのなら、あなた自身が自分を俳優(女優)と認めていない証拠です。

自分が認めていないのにどうして人があなたを俳優(女優)としてみてくれるでしょう。

あなたが「役者」という商品だとしたら、人にどうお勧めできますか?

あなたは、電化製品を買いに行ったとき、並んでいる商品を見てどの商品を買いますか?目立つ場所にある売れ筋商品ですか?最新ですか?それとも型落ちした安い商品でしょうか?

どの商品だとしても、あなたのニーズに一番合った商品を買いますよね?売れない商品はそもそも店頭に並びません。

クライアントや芸能事務所からすれば、 あなたはれっきとした商品です。

あなたにはどんな売り文句がありますか?あなたの強みって何でしょう?毎日意識してください。そして、売りがまだ無いのなら必ず身に付けてください。

自分に投資する

なぜ、オーディションに通らないのでしょう?なぜ、自分は配役されないのでしょう?

それは、クライアントの求めるニーズ(クオリティ)にあなたが届いていないからです。

投資は先立つもの(お金と時間)とリスクがかかります。理想の自分に向かって、自分に投資してください!そのためには、

「自分は絶対に役者として食べていけるようになる」

という確固たる気持ちを持ちましょう。

自分の人生を人まかせにしない

あなたは、日々訓練をして役者として成功することが第一目標です。目標に向かって集中して行動しなければならず休んでいる暇はありません。

でも、あなたの周りにはたくさんの誘惑や試練があります。飲み会や、遊びに誘われることがあったり、

「現実をもっと見なよ」「いつまで不安定な生活をしているの?」

と、あなたの信念を崩すような心無い言葉を投げかける人もいるはずです。

そういった言葉に心が揺れ流されてしまうということは、あなたは自分の人生の選択をその瞬間「人まかせ」にしているということです。

あなたが夢を追う以上、自分の行動は自分で選択する強い意志を持ちましょう。

役者の仕事は自分で作ることができる

役者は演じることが仕事なので、オーディションに合格して一つでも多くの作品に参加することが大事だと考えることは間違いではありません。

でも、自分が表現したい作品、演じたい役を自分で作って、自分で発表、もしくはそういう発表の場を作る

ということも可能だということを忘れてはいけません。

仕事をいただくことだけが役者の仕事ではないという考えを持ちましょう。

お金は、自分で稼ぎ出す

これも、仕事を自分で作るという考えと同じです。役を掴むまで自分は、アルバイトをしてお金を稼ぐことが唯一の方法と考えている方が多いです。

ですが、限られた自分の時間をアルバイトに従事し、お金をいただくという時間の切り売り方法以外にもお金は稼げるのです。その方法を学んでください。

少しでも多くの時間を役者(俳優、女優)になるための行動に使ってください。

~まとめ~

本当に役者(俳優、女優)になりたければ、とにかくあなたのマインド(心)から、自分は役者であると信じることが出来るようになることです。

役者として成功した人で、「自分は役者です」と言えない人は一人もいません。

そして、役者になるための行動を生活の中心に取り入れてください。

当たり前のことですが、あなたが行動しないとあなたは変わらないのです。

あなたが変わらなければ、あなたが役者(俳優、女優)になる道のりはいつまでたっても遠いままです。

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