あなたが役者(俳優、女優)になるために【常に持たなければいけない考え】と【捨てなければいけない考え】2

  • ブックマーク
  • Feedly

前回のブログでは、俳優が【常に持たなければいけない考え】を書きました。今回は、俳優が【捨てなければいけない考え】をご紹介いたします。

役者(俳優、女優)になるために【捨てなければいけない考え】

役者が常に捨てなくてはいけない考えとは逆に【捨てなければいけない考え】もあります。

捨てなければいけない考えは言い換えれば⇒持ってはいけない考えということです。

特に役者は、不安定な職業で周りからの視線も温かいものではありません。

自分の中では持っていなかったとしても、心無い言葉を投げかけたり、無責任な人の発言のせいで、余計な事を考えたり、周りを見て足が止まってしまったりすることもあるでしょう。

ここではあなたの信じた道を進むために、持ってはいけない、捨てるべき考えをご紹介していきます。

「いつか役者になる」の「いつか」をやめる

【役者を職業にする】ということに、受験や採用試験、はたまた就職の様に毎年4月1日から入社といった決まった日程がありません。

だから皆さん「いつか役者になる」そして、「いつか食っていけるようになるぞ」という目標を掲げたりします。

この考えが、役者を目指している人を一番ダメにしています。

いつかは来ません!いつかなんて無いです!では、いつ役者になりたいんですか? 今すぐにでもでしょう?だったら今すぐに行動してください。

また人は、具体的に期限がある目標でないと頑張り難いのです。

ですから、前のブログ「あなたの夢や、考えは具体的か?」で記載したように、とにかく目標と行動を具体的にしていくことです。

【例】

「今年中に役者として活動開始する」
⇒自分は映画に出演したい
⇒○○監督の作品に出たいという最終目標があるが、まずは監督にこだわらず、セリフがある役を演じてギャランティをもらう
⇒そのためには事務所所属を半年以内の目標にしよう
⇒それには自分の経歴や映像資料を提出しないといけない
⇒インディペンデント映画で映像出演経験を作り、プロフィール資料を持つ
⇒そのためにとにかく映画のオーディションを受けまくる
⇒ネットやワークショップで情報を毎日集める
⇒とにかく3か月間はどんな仕事でも芸能系の仕事を受け続ける、そこから半年後を目標に所属事務所のことも考え始める。

じゃあそれはいつから始める?⇒今日から始めよう!

思い立った時から少しでも具体的行動を開始しましょう!

物事を先延ばしにする考え方を捨てなさい

とにかく思い立った日が始まりです。1年のうち思い立つ日はそうそう来ませんし、その熱い想いは時間が経つと冷めてしまったり忘れます。とにかく少しでもいいから行動を開始してください。そして、その考えと行動が身につくように続けてください。でないと「いつかやる」という物事を先送りにする習慣に飲み込まれます。

自分で自分を役者だと認めた時から「自分は役者」という考え

よく、演技ワークショップや事務所のレッスンに行くと「自分は役者だと認めた時からあなたは役者です」とおっしゃる講師の方がいます。

役者に証明書や資格はないので考えとしては間違えではないかもしれません。

しかし、役者(俳優、女優)志望の方がそんな考えを持ったら、いつまでたっても役者を職業として活動なんてしていけません!

本当に役者を職業としていて「私は役者です」といえるためには、役者業が生活の中心になっており、収入も役者業からの収入がある程度あることが必要だと考えます。ですから、役者志望の方は最低限そこまで達しないと「私は役者です」と言えないと考えてください。

どうですか?かなり厳しいと感じませんか?その気持ちを持って真剣に、具体的目標を立てて毎日行動してください。

正常性バイアス(自分は大丈夫という考え)は捨てなさい

正常性バイアスとは「自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと」※Wikipediaより一部抜粋

何故か役者(俳優、女優)を目指す人に、この考えを持っている人が本当に多い💦

そして、逆に「問題、困難」と向き合ったら向き合ったで、多くの人が「問題、困難」と向き合わず、すぐさま役者(俳優、女優)になることをあきらめてしまう傾向が・・・

今までご紹介しただけでも、役者(俳優、女優)になることは非常に問題が多く困難な道です。でも、本当に好きなら問題や困難と向き合い、具体的に乗り越える方法を考え、行動していきましょう。

固定概念を捨てなさい

・役者を目指している⇒貧乏、フリーター

・芸能事務所に所属しないと売れない、逆に事務所に所属すれば仕事はもらえる

・有名監督や演出家、プロデューサーのワークショップに参加すればいずれ仕事が来る

・私は、美人、イケメンじゃないから役者にはなれない

・・・等たくさんあります。

なぜ、役者を目指している人は固定概念が強いか?それは

★勉強(ここでは情報収集の意)をしていないから

★そういう人たち(勉強していない、行動していない)の周りで生活しているから

★絶対に達成したいという目標が無いから

です。

私もまだまだですが、芸能の世界で活動していきたかったら、役者でどう活動していきたいか?という具体的目標を掲げ、その世界のことをもっと勉強してください。そして、色々な人と会って知識と視野を広げましょう。

いらないプライドは捨てなさい

これも役者(俳優、女優)を目指している人に本当に多いです。

まだ有名な役者にもなっていないのにプライドを持つことはマイナスでしかありません。

役者を目指す人にとって、年齢や経歴関係なく、どんな人との出会いも仕事も勉強です。自分を卑下する必要はありませんがプライドなんてものは捨てて、一つ一つの出会いや仕事と真摯に向き合って学ぶ姿勢を持ちましょう。

人と比べて自分を測る考え方を捨てなさい

やはりこの考えも役者を目指す人に多い傾向があります。

確かに役者(俳優、女優)を目指す人にとっては、周りで先に売れた人、仕事が決まった人、事務所所属した人がいると羨ましく思うのは当然のことです。それ自体を否定はしません。

ただ、その人と自分を比べるのはやめましょう。もしあなたがまだ何も役者になるための行動をしていない、行動しているが実になっていないのであれば、理想の自分と向き合いましょう。そして、理想の自分に向かってさらに行動しましょう。他人と比べても、何も有益なことはありません。あなたはあなた、他の人は他の人です。

~まとめ~

役者(俳優、女優)になるために一番大事なことは、理想の自分に向かって具体的に行動し、ひたむきに学び続け、他の人とではなく、自分と向き合い闘い続ける事です。

人は、自分がやりたくないことに対して何とか理由をつけて、やらないでいい理由、先延ばしにする理由を脳で考え出すそうです。脳が理由を考えだす前に行動しましょう!

とにかく、ここに記載した余計な考えを捨てて、とにかく具体的に行動する習慣を身につけましょう。

Acting is Doing=演技するということは行動することです。

  • ブックマーク
  • Feedly